さあ、いよいよクライマックスが近づいてきました。ということで、今回は私たちがこれまでに行ってきた賃貸リノベーションの施工例を少しだけ紹介します。お話してきたとおり、賃貸リノベーションにはそれぞれの物件ごとの目的や戦略がありますので、見た目だけで判断できる話ではありませんが、新しく生まれ変わった物件の表情は何度みても飽きるものではありません。
入居者がもっとも多くの時間を過ごすリビング空間は、賃貸物件選びにおいて最重要ポイントです。「ここに住みたい！」と思ってもらうために、こだわりを持って仕上げましょう。大掛かりなリノベーションは不可能だとしても、照明をスポットライトにするなど、ちょっとしたあしらいだけで見た目もスタイリッシュに、そして部屋を広く見せることができます。また、壁紙のカラーを変えるだけでも部屋の雰囲気は大きく変わるでしょう。限られた予算で効果を最大限に高めるために、様々な可能性を試してみましょう。
キッチンや浴室、洗面所などの水回り部分も、入居者が賃貸物件を選ぶ際に大事な条件とされる部分です。すべてにおいて使いやすさや清潔感を意識し、さらに デザイン性をプラスすることで、選ばれる物件へと演出しましょう。特にトイレや浴室、洗面所などは壁紙をカラフルに変えるだけでも、１や３のようにオリジナルなデザインに変化します。キッチンはたとえば４のように思い切ってアイランドスタイルにすれば、他の物件と比べた時に決め手となる要素に生まれ変わるかもしれません。
無数にある他の物件から選んでもらうためには、アピールできるポイントを数多く用意できた方が有利になります。リビングなどのメイン空間はもちろんのこと、玄関や収納、備え付けの家具などにも少し力を入れてみてはいかがですか？また、物件の個性をさらに引き立たせるためには３のようなオリジナリティあふれる間仕切りを立てたり、家族向けにアピールするのであれば１のようにダイニングセットを用意したりするなどして、大胆な発想で他の物件との決定的な差別化をはかってみましょう。
