具体的にリノベーションとは、何から始めてどんな流れで進むのでしょう。何も分からずに進めるのはとても不安ですよね? そこでココではリノベーションの流れの一例を説明します。先述の通り、リノベーションは千差万別の世界。子どもの成長のように、小学校→中学校…という決まった形はありません。だからこそ最初によく調べ、念入りに打ち合わせることが大事なのです。
当たり前ですが、リノベーションをするのは、施工業者ではなく物件オーナーであるあなたです。大切なことは、一番最初に述べたように、「自分で考えて、自分で行動する」ことです。それに対して一番危険なことは、物件オーナーさまにとっては一つ一つが大切な資産であるにも関わらず、担当する施工業者には"数ある案件のひとつ"と捉えられること。「思っていたのと、ここが違う」「見積もりに不明な点があった」など、後から泣き寝入りするケースを耳にするのがリノベーションの現場での実情です。
あなたの資産をよりよくするためにリノベーションをするのですから、その目的や想いをきちんと伝え、最初から最後まで100%の効果が得られるように、施工業者とよく話し合って、協力していかなければなりません。
そのために、あらかじめリノベーションにおける大きな流れを把握しておく必要があります。
リノベーションは、建物の改修や修繕が終わったからといって完了ではありません。これも先述していることですが、物件をとりまく全体的な空気すべてを見直すことを指して「リノベーション」である、というのが私たちの根本にある考えです。
建物の修繕以外に入居率を上げるための方法はありませんか? 簡単な意識改革や、お金の使い道などを見直すことで、何か変わりませんか? 建物の修繕が終わったところで一息つかずに、さらに入居率を向上させるために新たなスタートをきり、より魅力的な物件づくりを目指しましょう。
賃貸運用に「ゴール」はありません。建物の修繕が終わった後、入居者が入った後、その入居者が出て行った後・・・。その都度、どういう方法があなたのお持ちの物件に一番ふさわしいかを一緒に考え、物件オーナーさまのお手伝いをさせていただきたいと私たちは思っています。
以下がリノベーションの流れの一例となります。
新しい家族の仲間入り。より良い仕事のために、より良い関係性をきずくための第1段階です。目的やターゲット、方向性などを明確にし、すべての行程を円滑に進めるために、入念な打ち合わせを行います。
物件の性格を知り尽くした上での具体的な戦略に向けて、物件の調査とその周辺の地域特性を徹底的に調査します。リノベーションの効果を最大限に発揮させるために、非常に重要な行程になります。
打ち合わせ内容や調査の結果を持ち帰り、スタッフの意見を取り入れながら最適なソリューションを決定します。そして、その内容がお客さまに分かりやすく伝わるように、各資料をつくります。
作成した資料をもとに、お客さまに分かりやすく提案と説明をします。予算を含め、お客さまの納得がいただけるまで、何度も検討~提案を繰り返します。
お客さまの納得がいただける提案が出来上がれば、計画が決定し、晴れて契約となります。
決定したプランをもとに、実際の工事を開始させます。工事が始まった後も、不安なことや不明点などがあれば、いつでもお応えします。
生まれ変わった物件の引き渡しの瞬間です。新しい物件の表情を見てお客さまに喜んでいただければ、私たちにとっても最高の瞬間です。
建物内のリノベーションが完成しても、私たちのリノベーションは終わりではありません。物件の写真・図面の用意や賃貸サイトへの掲載提案などを含めて、担当の不動産業者さまとともに入居が決定するまでお手伝いさせていただきます。