"リノベーション"と聞いて何をイメージしますか?「お金がかかりそう」「そんなの必要ない」「リフォームとは違うの?」・・・。中には「そりゃ良くなるんだろうけど、このままでもいつか入居してくれるかもしれないし・・・」と感じる方もいるかも知れません。しかし私たちは、この賃貸リノベーションこそが賃貸不況の時代に、入居率アップに向けた切り札になると考えているのです。

そもそも私たちは賃貸リノベーション事業にはこれまでそれほど関心を持っていませんでした。はじめて賃貸リノベーションの依頼が来た際には、「付き合いもあるし、仕方ない」という程度の考えでした。物件オーナーさまとしても、「ムダなお金は使いたくない」という事情があり、予算も少なく、いわば"小手先の仕事"くらいの認識でした。しかし、その認識はその後賃貸リノベーションの事業を進めるうちに劇的に変化し、今ではそれに伴うようにして仕事の規模もどんどん大きくなっています。
この過程で得た実感として、賃貸リノベーションとは、真剣に取り組めば必ず結果が出る事業であるというものでした。一生懸命に考え、さまざまな提案をし、費用を下げるためにいろいろな工夫をすれば必ず数字として結果が出てきます。もちろん、手を抜けばそのぶん成果もあがらないシビアな側面もあるぶん、よい結果が出た時にはオーナーさまも入居者も、みんながみんな幸せになるとてもやりがいのある事業であると考えています。

賃貸事業は「一般論のない世界」です。ある物件で成功した方法論が他の物件にあてはまるかというと、そうとは限りません。
人間関係に置き換えてみましょう。相手が異なれば、話し方は変わり、接し方も変わります。恋愛で言うならデートの誘い方やデートコースも変わります。賃貸物件においてもそれは同じことが言えます。
入居率を向上させるためにどうすればいいのか。単に家賃を下げれば、問題は解決に向かうのか。そうではありません。ターゲットや地域特性など、その物件が持つ性格を十分に考慮しながら、物件ごとの戦略を立てることがなによりも重要であり、それを可能にするのが賃貸リノベーションなのです。物件の数だけ賃貸リノベーションの方法があります。どれひとつとして、同じやり方は通用しません。だからこそ予算や目的にあわせて、じっくりとお打ち合わせを重ね、その物件の特徴や性格を知るところから本当の賃貸リノベーションがはじまります。

私たちが「リノベート(=刷新する。修復・修理する)」するのは、内装や水回り、居室空間、外装など建物の中だけではありません。
建物の中身をより美しく、より住みやすくすることも確かに大切ですが、それは我々の考えるリノベーションの第一段階にすぎません。むしろ大事なのは、オーナーさまの意識改革やサービスの改善など、物件をとりまく"全体的な空気"を変えていくこと。そこに至ってはじめて「賃貸リノベーション」と呼ぶにふさわしいというのが私たちの考え方です。
未曾有の不動産不況を向かえ、入居率が上がりにくい時代です。そんな厳しい時代だからこそ我々は「リノベート」というキーワードをもとに"+アルファ"のお手伝いをさせていただきたいと思うのです。

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